応急処置と初期対応

12月7日 県連秋季安全登山講習会

「応急処置と初期対応」というテーマで、国際山岳看護師 大西愛美さんによる講習会が行われました。

大西さんは山の子会員でもあります。

山での三大死因(外傷・低体温症・心臓突然死)と命を救う三つの技術(止血・気道確保・低体温対策)を学びました。


出血が多い場合、止血は手でぎゅっと握るよりも、自分の体重をかけて押さえると楽だそうです。たしかに!


自分のファーストエイドキットを持ち寄り、使い方を共有しました。




低体温症予防に有効なサバイバルシート。



午後からはグループに分かれてシミュレーションを行いました。




気道を確保するための体位変換では、首から腰までの脊椎をねじらないようにして、できるだけ大人数で行うと負担をかけずに行えます。


外傷が疑われる場合、頭や首は特に慎重に!


最後に、山の子会長によるツェルトの張り方やストックを使った松葉杖の作り方講習もありました。



数に余裕があれば、入り口側は二本ストックを使うと出入りが楽になるそうです。


松葉杖はテーピングテープと木の棒で簡単に作れ、強度も十分ありました!



今回は県連の会員だけでなく、県外や一般の方にも多くご参加いただきました。


非常に内容が濃く、ためになる講習でした。大西さん、ありがとうございました!

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